アコギを買って最初にすること 

諸事情により過去の記事が見れない状態ですので再アップいたしました。
「アコギを買って最初にすること」1~5までをまとめたものでございます。


若干の修正、カット、加筆してあります。



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アコギを買って最初にすること 1



ボディをまんべんなく叩いてブレーシングの剥がれがないかチェックする。


最近はインターホンがありますからドアをノックするなんてこともなくなりましたが覚えてますでしょうか?


「コン」と叩きます。
当ててすぐに離すとよい音がしますね。その要領です。


強さは表現が難しいですが、叩いたほうの手がちょっと痛いくらい強めに叩きます。
鈍い音がする箇所があったらブレーシングの剥がれかボディの亀裂です。



以前に委託を依頼するためショップに自宅まで取りに来てもらったことがあります。
その時にかなり強く叩いてました。
9本だったと思いますがそのうちなんと6本がブレーシング剥がれていました。


その前に自分で叩いて異常がないことを確認していたはずなのに叩き方が全然弱かったのです。


ちなみにローズウッド系はヤニと油分が多く含まれているため剥がれやすいそうです。


自分のも剥がれていたのはすべてローズ系で剥がれてなかったのはマホガニーとコアものでした。



※ブレーシング剥がれは中古と限らず新品でもよく起こることです。もちろん、修理や返品の対象になりますので購入したら最も早い時期に点検することをお勧めします。





アコギを買って最初にすること 2



アコギ本体と付属ケースの匂いをチェックする。



ショップで購入するために試奏しますね。


「ジャラ~ン」なんていい音で鳴ってたら、もう買う気満々なのでなかなか冷静にチェックできないですよね。


で、自宅に帰ってから匂いを嗅いでみます。



匂いはなかなか取れないので厄介です。
これからずっとその匂いとお付き合いしていくのかと思うとゾッとしますね。



自分で我慢できない程度のタバコ臭、異臭など放っていたら即返品します。
店員からの告知がなかったのなら受け入れられると思います。
強気で行ってください!



自分も以前に試奏時に気が付かなかったタバコ臭で1本返品しています。





アコギを買って最初にすること 3


ブリッジ下を縦横に撫でてみる。


いわゆる弦の張力によってブリッジ周辺が持ち上がってしまっているか、あるいは温度湿度管理がおろそかでゆがみが生じているかのチェックです。
滑らかに軽く盛り上がっている状態が正常です。


これはネックの反りやサドルの残りからもある程度推測できますがサウンドや弾きずらさに直結する部分ですから重要ですが、中古ということで許容範囲にとどまっている場合もありますで難しいようでしたら別のショップやお知り合いに見てもらったほうが良いかもしれませんね。


あまりひどいならやはり返品や修理の対象になります。




※1~3は買ってから数日なら保証されるはずです。(一部ジャンク扱いなど除いて)
早いうちに解決させないとずっと問題を抱えたまま所有することになってしまいます。
ぜひ一度チェックしてみてください。





アコギを買って最初にすること その4




1~3までは不具合チェック、特に中古購入の場合について書いてみました。
もう少し続きますが「折角買ったのにすぐ弾けないの?」ではありません。
合間にできることですから弾きながらできるところから進めてみてください。




唐突ですが、歯間ブラシ持ってますか?
弓のようなのではなくって小型歯ブラシのようなタイプです。



携帯やインターネット回線とか何か障害物があると届きにくいと聞いたことがありますね。



では、ギターの場合は弦の振動をボディに伝えて、それを音に変換されてサウンドホールから放たれれます。


効率よく伝達させるためにはなるべくその工程の妨げとなる障害物を排除してあげればよいのかなと思います。




で、
その障害物で簡単に改善できるのは
ナット、サドル、ノッチです。




使うのは歯間ブラシと楊枝と紙やすり一切れです。



ナットの溝から進めてみます。


まず、歯間ブラシで丁寧に一か所ずつゴシゴシとします。
汚れていないようでもティッシュなどでふき取ってみますと汚れが付きます。
これが弦振動の障害物です。



続いて、紙やすりをVの字に折り曲げて画像のようにナット溝のヘッド側を軽く一撫でします。




同じように指板側も軽く一撫でします。


ホント軽くでいいです。
その角の部分がバリのようになっていて弦振動を阻害している場合があるからです。




そして次にナット溝に潤滑剤を塗ります。


これをおろそかにするとチューニングに影響します。
チューニング中に「ピキッ!」と鳴りますね。


「ナット鳴き」と言いましてナット溝上で弦が滑らかに移動せずにテンションがかかるとズルッ、ズルッと引っ張られるのですね。


特に1弦と3弦はこの症状が原因で切れやすくなりますので塗るだけで長持ちします。
また、ペグへの負担も軽減しますのでご存知のなかった方でもぜひトライしてみてください。


専用の潤滑剤を持っていない場合はいずれは購入をお勧めしますがとりあえず鉛筆の芯でなるべく2Bなどのやわらかいものが良いと思います。




もう一つ意外なものがあります。



リップクリームです。


もう残りわずかで端っこにちょこっとあるだけでも構いません。
楊枝ですくって溝に塗ります。



ただしこの2つは長持ちしないのでマメに塗る必要があります。




次は専用の潤滑剤です。
「ギター ナット 潤滑剤」で多数ヒットします。


ただし、これにはコツがあります。
1度塗りではさほど効果が持ちませんので2度、3度と塗り重ねをするのです。


高いわりに容量が少なく、塗ってから乾くまで時間がかかるので自分は使わなくなりました。



で、自分が今使っているのは「タミヤ セラグリスHG」です。

タミヤ メイクアップ材 セラグリスHG 87099
タミヤ メイクアップ材 セラグリスHG 87099
タミヤ(TAMIYA)
Hobby



グリース系なら何でもよいのかなと思うのですが塗装面への影響が未確認のためナット以外のところへ付着しないように気を付けてください。
安くて長持ちです。




次はノッチにいってみましょう。


少々見づらいかもしれませんが自分のギターにはノッチがかなり浅いです。



ノッチというのはブリッジ上で弦のおさまりをよくするために掘られた溝のことです。


「アコギ ノッチ」で画像検索してみてくださいね。




溝が浅い、彫られてないとしてもよく見ると弦の通り道が少し削れています。
「ささくれている」と表現したほうがわかりやすいかもしれません。


やはり弦振動を阻害する原因の一つと考えます。



で、ここを滑らかにするために先ほどナット研磨で使用したVの字紙やすりでなんとなくザラつかない程度まで削ります。




仕上げはここでもナット潤滑剤を使います。
ただし、ブリッジピンの通り道まで塗ってしまうと抜けやすくなりますので弦の当たるところだけホンのちょっとにとどめましょう。



最後にサドルについてですが、
図が書けないのでわかりづらいかもしれません。



「新岡 サドル サドルスロット」で検索してみてください。
「ノッチ」についても詳しく語られておられます。


※ 当ブログではお断りなくよそ様のページURLを掲載しません。(ショップ等の公情報は載せます)
ご不便をおかけしますがご自分でポチってみてください。




一応書いてみますが、


まず、サドルをブリッジから外します。
キツイときはペンチ等でブリッジを抑えながら慎重に抜きます。


次にサドルスロット(サドルの収まっていた溝)を歯間ブラシでゴシゴシと掃除します。


隅っこのほうまで届くようなものであれば何でも構いません。
新岡先生は歯ブラシをご利用されてますね。



次に、
紙やすりでサドルの側面の角をほんの少し落とします。
バリっぽくなっていてサドルスロットにうまく接触してないことがあるからです。



それから弦の乗っている面を見てみましょう。
弦の動きで削られているでしょう。
ここも紙やすりで落とします。
ただし、ほんの少し滑らかになる程度にとどめておきましょう。
あまり削りすぎて弦高やピッチに影響するといけませんから。



最後に、ナット潤滑剤を弦の乗るあたりに塗って終了です。




今回は弦振動を阻害する要素を一つ一つ取り除く作業でした。




きちんとしたショップはその辺をしっかりされてます。
逆にいい加減なショップではおろそかにしているのがよくわかります。





アコギを買って最初にすること 5



こんにちは、こじです。


先日からブログ始めました。
よろしくお願いします。


身近なものを使ったりして、より快適なアコギライフを目指しています。
みなさまからのアイデアもお待ちしております。




さて、
「天日干しギター」ご存知ですか?
あれれ? 
今探してもヒットしませんね。(元祖ネタのことです)
・・・残念。



こじは何度も何度も読み返して実践してきました。
失敗もしました(;^_^A



いつか機会がありましたらその方法の詳細と失敗談をお伝えしたいと思います。




今回はそのアイデアの一部を使わせていただいた安全な方法をご紹介いたします。




ギターは店内に陳列されていますね。
付属ケースは大抵店奥に置いてあります。
通気のない部屋で次のオーナーをじっと待っている状態ですね。




多くの場合はいくら温度、湿度管理されているとはいえアコギ内部には湿気が蓄積されているのではないか、楽器店に運ばれる前も手放す予定ですからあまり弾かずにケース保管状態が長かったのではないかと思います。



布団もそうですよね。
数時間干しただけでもう見違えるほどフッカフカになりますね。




で、干しましょう(⌒∇⌒)



ただし、陰干しです。
サウンドホール内に行き渡るような程良い風があり、できれば気温20~25度、湿度40~50%くらいがベストだと思います。
今の時期がちょうどいいですね!



まず、弦を外します。
初めての弦交換の前にされるのが良いかもしれません。



その他パーツで外せるものは外してできるだけ普段空気に触れない部分をさらけ出します。
次に塗装面の乾燥を守るためにポリッシュ等のワックス系を塗ります。指板、ブリッジにもオイルを。



で、干します。
途中で向きを変えてまんべんなく風が通るようにして5~6時間干します。



引き揚げてからティッシュなどで表面についたちりやほこり、細かい砂などを取り除きます。
肉眼で見えなくても念入りに拭き取ります。
というか払い落とす感じでしょうか。



これをしないでのちのちクロスなどでごしごししたときに細かい砂など残っていると傷がつく恐れがあるからです。



それから暖かいところに長時間放置したため接着剤が緩んでる恐れがあるためできれば風通しの良い室内でギタースタンドなどに立てかけて一晩冷やします。



そして翌日にパーツと弦をつけて終了です。



付属ケースも同時に陰干しします。中のボックスもふたが閉まらないよう洗濯ばさみで止めるなりして風を通しましょう。



ホントは天日干しのほうがより効果が実感できるのですけどねぇ
もちろん、音が変わります。カラッと抜けよく大きく鳴るようになります。



こじはもう何十本も天日干しましたがホントびっくりするくらい軽くなったものもありましたよ。
手触りもパリッとして塗装が固く締った乾いた感じになります。



そうそう、弦を外したついでにサウンドホール内部のほこりも取りましょう。クイックルワイパーがあれば内部の隅々までよく届きます。
普通に掃除で使っていてくたびれてきたものをそれ用に回してます。




今日はこれで終わりです。
ご覧いただきありがとうございました。





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